A12_3_01_007

左心房斜静脈Oblique vein of left atrium(Vena obliqua atrii sinistri)

Marshall's vein左心房斜静脈【さしんぼうしゃじょうみゃく】 Rudimentary vein on the posterior wall of the left atrium. Remnant of the embryonic left 【Duct of Cuvier】.(マーシャルの静脈ともよばれる。左心房斜静脈は左心耳と左肺静脈との間を斜めに走る細い静脈で、その延長上、左肺動脈基部の直下に鋭く張り出す心膜のヒダ(左大静脈ヒダ)とともに左上大静脈ないし静脈洞左角の痕跡を示す。冠状脈洞に注ぐ静脈の1つで、直接心臓にに注ぐ小静脈群であるテベシウス静脈とは異なる。マーシャル静脈は元来は左の上大静脈に相当するものであるが、右の上大静脈が発生の経過と友に大いに発達するのに反して左ではこのような微弱な姿にとどまっている。しかしネズミやゾウなど若干の動物ではこれが右の上大静脈に匹敵する立派な左上大静脈となっている。 イギリスの外科医・解剖学者John Marshall (1818-1891)によって、1850年に発表された。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

小解剖学図譜

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Band1(634)

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岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

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