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橈側皮静脈【とうそくひじょうみゃく】 Epifascial vein arising at the root of the thumb. It courses in the lateral bicipital groove and passes between the deltoid and pectoralis major (deltopectoral triangle; Mohrenheim's fossa) to the axillary vein.(上肢の橈側縁を上行する皮静脈で、尺側皮静脈とともに発生初期における上肢の辺縁静脈(Randvenen)に由来する。手背静脈網の橈側部に発し、前腕の橈側縁を上行し、途中で前腕の前面・後面より静脈を入れ、肘窩の外側縁を経て、上腕二頭筋の外側にある外側二頭筋溝上行し、次いで大胸筋と三角筋の間の溝を通り、鎖骨の直下で深層に入って腋窩静脈にそそぐ。肘窩の付近では、外側前皮神経と伴行する。Cephalicaはギリシャ語のkephale(あたま)の形容詞形だからv.cephalicaは直訳すれば「頭静脈」である。腕の皮静脈になぜこのような名前が付いているのかはっきりわからない。一説によれば、むかし橈側皮静脈から血を採ると(これを瀉血bloodlettingという)、疼痛が治ると信じられていたからだともいう。)
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