A12_4_01_007

胸管Thoracic duct(Ductus thoracicus)

胸管【きょうかん】 Duct for breast milk. It arises just below the diaphragm from the chyle cistern, ascends behind the aorta, and empties into the angle between the internal jugular vein and left subclavian vein.(胸管は体内の最も太いリンパ管で、右リンパ本幹(右胸管)とならんで、リンパ管系の最終的な静脈への流入部としての幹である。通常、胸管は下半身と左上半身、右リンパ本幹は右上半身のリンパを集める。胸管は腸リンパ本幹(無対。肝の一部を除く腹腔内臓のリンパを集める)と左右の腰リンパ本幹(下肢、骨盤、骨盤内臓、腹膜後器官、腹壁のリンパを集める)とが、一般に第2腰椎の前で合してはじまり、この部は一般に膨大して乳ビ槽をつくる。胸管はここから大動脈と奇静脈の間を上行し、第6~3胸椎のの前で食道と大動脈の後を斜めに左側に移り、第7頚椎の高さで左の総頚動脈、迷走神経および内頚静脈を後から左にめぐった後、下内方に屈曲して左の内頚静脈と鎖骨下静脈の合流部(静脈角)にそそぐ。この採取初で左頚リンパ本幹(頭頚部左半のリンパを集める)と左鎖骨下リンパ本幹(左の上肢、胸壁、肩甲部のリンパを集める)が合流する。胸部内臓の左半部からのリンパ管は、単一のリンパ本幹に集まることなく、気管気管支リンパ節、前・後縦隔リンパ節などの輸出管は、各リンパ節群ごとに個別に胸管に開く。他方、右リンパ本幹(右胸管)は、右静脈角に近く、右の頚リンパ本幹と鎖骨下リンパ本幹が合流し、さらに下方から右気管支縦隔リンパ本幹が合流し、さらに下方から右気管支縦隔リンパ本幹が合流することによって形成される物とされるが、右半分でも、胸部内臓からのリンパ管がそのような単一のリンパ本幹をつくるとは限らない。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

小解剖学図譜

人体局所解剖図譜 I巻

人体局所解剖図譜 II巻

人体局所解剖図譜 IV巻

Moore人体発生学

14-7.リンパ系の発生

Rauber Kopsch

Band1(387; 682)

Eduard Pernkopf

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

現代の組織学 203

ネッター解剖学図譜

Netter's Anatomy Flash cards(03-27)

R.V. Krsti?(HMA)

 

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