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神経線維Nerve fibre; Nerve fiber(Neurofibra)

神経線維【しんけいせんい】(神経突起、樹状突起を問わず、神経細胞体から出る長い突起を神経線維とよぶ。神経突起には内外ものが多く神経線維とよばれるが、末梢の知覚神経の樹状突起も長く、神経線維である。神経線維はSchwann鞘の有無、髄鞘(ミエリン鞘)の有無によって、有鞘有髄、無鞘無髄の4種類に分けられる。これらのさやにつつまれた突起を軸索と呼ぶ。一般に軸索とは神経突起と同義語に用いられるが、樹状突起にも上記の鞘をかぶるものがある。神経線維は興奮の伝導方向によって求心性線維と遠心性線維とに分けられる。求心性線維afferent fiberは興奮を末梢から中枢に向かって伝える物で、感覚(知覚)線維sensory fiberともいわれる。遠心性線維efferent fiberは中枢から末梢に向かって興奮を伝えるもので、筋の運動を司る運動線維motor fiberと、腺に分布し、その分泌を支配する分泌線維secretory fiberとがある。)

Rauber Kopsch

Band2(289; 563)

Pocket atlas of human anatomy

R.V. Krstić組織篇

R.V. Krstić(HMA)

ネッター解剖学図譜

 

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