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三叉神経腔Trigeminal cave; Trigeminal cavity(Cavum trigeminale; Cisterna nervi trigemini)

Meckel's cave三叉神経腔【さんさしんけいくう】 Cavity between the periosteum and dura mater containing the trigeminal ganglion.(蜥形類では三叉神経節は頭蓋の外にあるが哺乳類では蝶形骨大翼が発達してこの神経節を2次的頭蓋腔に取り入れたと説明される。脳硬膜は側頭骨の錐体上角で三叉神経根を一端扼して反転し、三叉神経節までを袋状につつんでいる。三叉神経根と三叉神経節とをいれるこの脳硬膜の腔所を三叉神経腔または起債者にちなんでMeckel腔とよぶ。J.F. Meckel(1781-1833)はドイツの比較解剖学者。脳硬膜が三叉神経根を扼す部分を脳神経の1次出口とよび、Meckel腔はもともと頭蓋腔の外であることから、三叉神経節とこれを包む脳硬膜のある空間を比較解剖では翼上腔とよぶことがある。)

Eduard Pernkopf

Pocket atlas of human anatomy

 

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