A14_1_02_022

側角(脊髄の)Lateral horn of spinal cord(Cornu laterale medullae spinalis)

側角(脊髄の)【そくかく(せきずいの)】 Lateral projection of gray substance in the thoracic spinal cord, extending from C8 to L2.(側柱の横断面を側角ともよび同義的扱われる。後角と前角の間の灰白質は中間質外側部といわれ、中等大ないし小細胞から成り、その内側の部分は中間内側核に相当する。T1からL2の高さで脊髄灰白質の中間質が外側へ突出した部分をいう。これに存在する神経細胞の集団は中間外側核とよばれる。S2-S4の高さで、これに対応する部分にある細胞集団は、とくに仙髄中間外側核と呼ばれている。胸腰髄のものは交感神経節前細胞の集団で、その軸索は前根となって脊髄をでる。交感神経節前細胞はさらに内側方で中間質の背内側部に散在する。交感神経節前細胞には視床下部からの下行線維が直接結合するが、後根線維は直接結合しない。仙髄中間外側核は副交感節前細胞で、その軸索は前根を通り、骨盤内臓神経となる。この核もまた後根線維とは主として間接的に結合する。その他の求心性入力については十分研究されていない。)

Moore人体発生学

18-2.脊髄の発生

18-7.自律神経系の発生

Eduard Pernkopf

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

ページのトップへ戻る