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外側脊髄視床路【がいそくせきずいししょうろ】 Unmyelinated nerve fibers that arise from the gelatinous substance and cross to the contralateral lateral funiculus via the anterior white commissure. They convey mainly pain and temperature sensations and to a lesser extent exteroceptive and proprioceptive impulses.(この伝導路は前脊髄視床路と密接に関係しているが、痛覚や温度覚に関係するインパルスを伝達するため、臨床医学上はるかに重要である。この経路の線維はより集中化され、視床に直接投射する長い線維を含んでいる。前脊髄視床路の起始細胞に関する知見は外側脊髄視床路にもあてはまる。主として第Ⅰ層、Ⅳ層および第Ⅴ層の細胞が、白前交連で交叉して反対側の側索を外側脊髄視床路として上行する軸索の大部分を出している。この伝導路の線維は斜めに反対側へ横断するが、普通一髄節内で行われる。この伝導路はまた前脊髄視床路と類似した配列で体部位局在的に構成されており、また前脊髄小脳路の内側に位置している。痛覚と温度覚に関係する神経線維は不完全に分離している。温度覚に関係する線維は痛覚に関係する線維の後側に位置する傾向がある。脳幹にあってはこの伝導路は網様体に枝を出すが、主幹は視床の後外側腹側核尾部(VPLc)に終わる。)