A14_1_05_101

橋底部;橋底;橋腹側部Basilar part of pons(Pars basilaris pontis)

橋底部;橋底;橋腹側部【きょうていぶ;きょうてい;きょうふくそくぶ】 Anterior portion mainly formed by fibers from the corticopontocerebellar tract.(橋底部は橋の腹側部で、主に大脳、橋および小脳の伝導路よりなる部分。 この部分は規則正しく配列する横走および縦走線維束とその間に散在する橋核よりなる。縦走する線維束は橋底部の中央を通り、これに①皮質脊髄路、②皮質延髄路、③皮質橋核路が含まれる。皮質脊髄路は橋底部を通り、矢状断切片では延髄錐体まで追跡することができる。皮質橋核路は大脳半球の前頭葉、頭頂葉、後頭葉および側頭葉から起こり、交叉せずに下行して橋核に終わる。橋核は皮質脊髄路および皮質橋路繊維の周囲に散在し、ここから横橋線維が起こり、下行路線維の背側または腹側を通り、正中線で交叉したのち中小脳脚となって小脳に至る。したがって橋底部は大脳皮質からの神経インパルスを対側の小脳半球部に伝える2ニューロン伝導路の大きな中継核と考えることができる。橋底部を下行する皮質延髄路線維は、橋被蓋に投射する。)

Spalteholz

Rauber Kopsch

Band2(330; 396; 401)

Pocket atlas of human anatomy

 

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