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Magendie (Majendie), Foramen of第四脳室正中口;菱脳正中口【だい4のうしつせいちゅうこう】 Unpaired opening above the obex for the drainage of cerebrospinal fluid.(マジャンディー孔とも呼ばれる。第四脳室正中口はカンヌキの直上にある髄液の通路。脳脊髄液は第四脳室正中口と外側口からクモ膜下腔に出ると、脳と脊髄のまわりに拡散し、これらを浮かべる「水のクッション」を形成する。脳脊髄液はテント切痕を通り、大脳半球の下面および凸面に沿って頭頂部まで上行し、そこでクモ膜顆粒によって上矢状静脈洞その他の静脈に吸収される。脳脊髄液の一部は脊髄神経および脳神経の根にも直接吸収される。またクモ膜下腔にある静脈からも直接に吸収される。脳脊髄液は一日約500ml産生される。脳室と中脳水道で約35mlの脳脊髄液を容れ、全クモ膜下腔には約100mlの脳脊髄液が含まれる。フランスの生理学者Francois Magendie (1783-1855)によって発見された。このほかに脊髄後根が知覚性線維から、前根が運動性線維からなるというBell-Magendie's lawにその名を残す。 第4脳室は、正中口と左右の外側口を通じてクモ膜下腔と交通している。すなわち、これらの2種の開口こそ、脳室内の脳脊髄液がクモ膜下腔に流れ出る道であるから、胎生期や乳児期にそれらがすさがると水頭症を起こす。)
18-4.脳の発生
Band2(378; 379)