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動眼神経副核;副起始核(動眼神経の);エディンガー・ウェストファール核Accessory nuclei of oculomotor nerve(Nuclei accessorii nervi olulomotorii)

Edinger-Westphal nucleus動眼神経副核;副起始核(動眼神経の);エディンガー・ウェストファール核【どうがんしんけいふくかく;ふくきしかく(どうがんしんけいの);えでぃんがー・うぇすとふぁーるかく】 Mainly parasympathetic nuclei lying directly medial to the nucleus of the oculomotor nerve.(動眼神経副核はエディンガー・ウェストファール核ともよばれる。動眼神経核のうちの副交感性の部で縮瞳に関与する。動眼神経副核として分類されるのは動眼神経核に密接な関係をもつ3つの核である。これはCajal間質核、後交連核(Darkschewitsch核)および後交連核群である。間質核は中脳上部で内側縦束の線維の間およびその外側にある多極細胞の小集団である。この核は前庭神経上核および内側核、視蓋前域、前頭眼野、室頂核からの線維を受ける。この間質核からの線維は後交連の腹側で交叉し、動眼神経核群のうち腹側細胞柱を除くすべての体制細胞柱に分布する。間質核はさらに両側の滑車神経核、同側の前庭神経内側核および脊髄(間質核脊髄路)に投射する。この核は遅い眼球の回転と垂直運動および追跡眼球運動に関係する。この核はまた頭部の働きと姿勢の制御にも関わっている。Darkschewitsch核は動眼神経核群の体性核の背外側で中心灰白質の腹外側縁の内部にある小型細胞からなる。この核からの線維は後交連核に投射するが、動眼新計画群や下位脳幹部には投射しない。後交連核は後交連線維と密接に関与する細胞集団である。この核は中心灰白質の背外側および背側に位置し、視蓋前域および視床後部の核群と連絡する。サルにおける実験から、後交連線維を正中で切断しても瞳孔の対光反射はそこなわれないが、Cajal間質核からの交連線維および後交連核を傷つけると両眼眼瞼の抗体や眼球の垂直方向への運動障害が引き起こされることが示されている。  ドイツのLudwig Edinger (1855-1918)と、オーストラリアのAlexander Karl Otto Westphal (1833-1890)という2人の神経学者の名前を冠している。)

小解剖学図譜

人体局所解剖図譜 IV巻

Rauber Kopsch

Band2(403; 421)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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