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自律神経核;内臓性核Visceral nuclei; Autonomic nuclei(Nuclei viscerales; Nuclei autonomici)

自律神経核;内臓性核【じりつしんけいかく;ないぞうせいかく】 Parasympathetic nuclei of the oculomotor nerve that supply the ciliary muscle and sphincter pupillae.(内臓性核は上方で連なっている2つの明らかな核群よりなる。左右のEdinger-Westphal核は上方では正中線の背側で合一し、前正中核の内臓性細胞と一続きになる。前正中核の細胞は上部の外側体性細胞柱間の縫線内にある。Edinger-Westphal核および前正中核の両者からは非交叉性の副交感神経節前線維が出て、体性線維と共に走って網様体神経節に至る。内臓性核はこれまで毛様体神経節に至る副交感神経節前線維のみを投射すると考えられてきたが、最近の逆行性軸索輸送法を用いた研究により下位脳幹や脊髄にも投射するすることが明らかにされた。いわゆるPerlia正中核は正中核群に属し、特に輻輳に関与すると思われてきた。しかしヒトおよびサルの脳でこの核を同定することは非常に困難であり、その機能は未だ不明である。動眼神経の根線維は多くの小線維束に分かれて腹側に走り、そのうちのあるものは赤核を貫く。この細根は集まりそして脚間窩から脳幹の外に出る。)

小解剖学図譜

Pocket atlas of human anatomy

 

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