A14_1_08_003

手綱Habenula(Habenula)

手綱【たづな】 Synaptic site between the pineal gland, brainstem, and olfactory centers.(手綱は第三脳室後壁の背側面において、松果体の吻側を横走する索状の白質を手綱と呼ぶ(松果体の「手綱」とう意味)。手綱の神経線維は正中部で交叉して手綱交連を形成する。手綱の外側端は三角状に広がっており手綱三角と呼ばれ、その吻側より視床髄条が入る。手綱三角の深部には手綱核が存在する。手綱核には、小形神経細胞の密集する内側手綱核と、比較的大きい神経細胞が比較的疎に集まっている外側手綱核が区別される。手綱核からは反屈束がおこり腹側の脚間核に向かう。反屈束を構成する神経線維のうち、中心部を走る細い線維は主として内側手綱核からおこり脚間核に終止する(手綱脚間線維)。一方、反屈束の周辺部を構成する比較的太い神経線維は主として外側手綱核からおこり、脚間核の背外側部を通過して、中脳の背側被蓋核と腹側被蓋核に終止する。また、反屈束には以上のような神経線維のほか、前有孔質や視床下部などの前脳の底部領域よりおこり、視床髄条を通って手綱核にいたり、さらに手綱核を通過して反屈束に加わる線維や、反屈束を上行する線維なども含まれている。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

人体局所解剖図譜 IV巻

Rauber Kopsch

Band2(346; 348)

Eduard Pernkopf

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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