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視交叉上核Suprachiasmatic nucleus(Nucleus suprachiasmaticus)

視交叉上核【しこうさじょうかく】 Nucleus lying in the periventricular zone on the optic chiasm medial to the medial preoptic nucleus. It receives afferents from the optic system and is probably involved in synchronization of central neuroendocrine rhythms.(視交叉上核は視交叉の背側で、第三脳室底直下にある一対の小形神経細胞の小核で、視床下部脳室周囲層の神経核である。この核はいわゆる網膜視床下部路を介して網膜と、分界条を介して扁桃体と、内側前脳束を介して中隔と結合する。視交叉上核からの出力線維は視床下部の腹内側核、背内側核、弓状核(漏斗核)でシナプス結合する。ヒトでは痕跡的で核としてはみとめがたい。両側の視神経(ただし、反対側優勢)のほか、外側膝状体腹側核からの神経線維が分布するという報告がある。この核からおこる遠心性神経線維は視床下部にひろく分布するらしい。この核を破壊すると生体機能の日周リズムが乱されることが知られている。)

Pocket atlas of human anatomy

 

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