A14_3_00_001

自律神経系;自律部門;末梢神経系の自律部分Autonomic division of nervous system; Autonomic part of peripheral nervous system(Divisio autonomica; Pars autonomica systematis nervosi peripherici)

自律神経系;自律部門;末梢神経系の自律部分【じりつしんけいけい;じりつぶもん;まっしょうしんけいけいのじりつしんけいけい】(心臓、平滑筋、腺など随意的調節の不可能な身体部分の神経支配に関与するものが自律神経系である。自律神経系は中枢神経系と末梢神経系との両方の中に分布している。交感性と副交感性という2つの自律神経系の種類が大別さえるが、これらのいずれの種類も求心性および遠心性神経線維を含んでいる。自律神経系の内の交感性のものは、身体を危急事態にそなえるために適した状態にする動きを示す。すなわち、交感神経の緊張は心拍数増加、末梢血管収縮による血圧の上昇などを来す。その結果、血流の身体内の配分に変化が起き、皮膚や腸間領域の血流量が増加する。同時に交感神経緊張により腸間壁の蠕動運動は抑制され、括約筋の収縮が起こる。副交感性の自律神経部分の活動は身体のエネルギーを保存したり補充したりするのに役立つ。すなわち、心拍数は減じ、腸の蠕動や腺の活動が高まり、括約筋は弛緩する、といった状態が副交感神経の緊張の結果得られるのである。)

小解剖学図譜

Moore人体発生学

第18章 神経系

18-7.自律神経系の発生

Rauber Kopsch

Band2(548)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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