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- 844_00【Brain脳 Encephalon】
→(脳は3つの基本的な部分から構成されている。すなわち、1対の大脳半球、脳幹および小脳である。1対の大きな大脳半球は脳胞の最前端部の終脳から発生する。脳幹は4つの部分からなりたつ。すなわち、①間脳diencephalon、②中脳mesencephalon、③後脳telencephalon(橋と小脳)、④髄脳myelencephalon(延髄)である。脳幹の最も前部にあたる間脳は前脳(つまり、終脳)と最も密接した関係をもつ。後脳と髄脳は一緒になって菱脳を構成する。小脳は後脳の菱脳唇とよばれる第四脳室の前縁部の外胚葉性肥厚部から発達してくる。)
- 844_01【Hemisphere of cerebellum [H II - H X]; *Cerebellar hemispheres小脳半球[第II-X半球小葉] Hemispherium cerebelli [H II -H X]】
→(小脳の大半を占める左右の半球。系統発生上でもっとも新しい新小脳に相当する。各種の協調運動に関わるため、傷害されると、手や指で何かをしようとする際のふるえ(企図振戦)や、指を目標までスムーズに移動できない(ジメストリー)などの運動調節障害が生じる。大脳皮質との間に連絡をもつ。[→小脳のはたらき 参照](イラスト解剖学))