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- 650_00【Upper permanent teeth上顎の永久歯 Dentes permanentes (Maxilla)】
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- 650_01【Central incisor; First incistor tooth中切歯;第1切歯;内側切歯 Dens incisivus I】
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- 650_01a【Incisor tooth切歯 Dentes incisivus】 Teeth (four) on either side of the midline in the first and second positions in the dental arcade.
→(切歯は正中線の両側で、歯列弓の第一、二位に生えている歯。切歯ではノミ状の歯冠をもち、名前のように、ものをかみ切るのに適する形態とみなされる。上顎の切歯は下顎の切歯に比べて大きく、とくに上顎の第1切歯は最も大きい。歯冠は自由端がほぼ一直線をなしており、切縁と呼ばれている。)
- 650_02【Lateral incisor tooth; Second incisor tooth側切歯;第2切歯;外側切歯 Dens incisivus II】
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- 650_03【Canine tooth犬歯 Dentes caninus】 Teeth (four) in the third position of the dental arcade.
→(犬歯は歯列弓の第三位に生えている歯。犬歯は最も長い歯で、とうに長い歯根をもつ。歯冠はとがり円錐状で、かみさくのに適するようなキバ状の形態をもつ。)
- 650_04【Premolar tooth小臼歯 Dentes premolaris】 Teeth (eight) in the fourth and fifth positions of the dental arcade.
→(小臼歯は歯列弓の第四、五位にある歯。歯冠の咬合面には2つの高まり、すなわち歯冠結節(咬頭)をもつ。このため小臼歯はbicuspidともよばれる。歯根は一般に下顎では一本であるが、上顎では2本ある。)
- 650_05【First premolar tooth第1小臼歯 Dens premolaris I】
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- 650_06【Second premolar tooth第2小臼歯 Dens premolaris II】
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- 650_07【Molar tooth大臼歯 Dentes molares】 Teeth (twelve) in the sixth, seventh, and eight position of the dental arcade.
→(大臼歯は歯列弓の第6、7、8位にある歯。大臼歯は大きい。特に第1大臼歯は最も大きく、後ろの物ほど小さくなる。永久歯列では左右に3歯ずつ小臼歯の後方にある。乳歯列では、上下顎に4歯ずつあるのみで、左右に2歯ずつ犬歯の後方にある。歯冠は大きく、ほぼ四角形の複雑な咬合面をもち、ここに3~5個の歯冠結節(咬頭)がみられる。歯根は一般に下顎では4本、上顎では3本に分岐する。)
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- 650_08【First molar tooth第1大臼歯 Dens molaris I】
→( 永久歯も、乳歯と同様に、一般に下顎の歯は上顎よりも早く生える。
上述のように、永久歯のうちで、最初に生えるのは第1大臼歯で、6歳臼歯と呼ばれる。第3大臼歯を除くと、最後に生えるのは第2大臼歯で、生後12歳に生えるので12歳臼歯とも呼ばれる。第3大臼歯は生後17~21歳に生え、智歯(オヤシラズ)といわれる。しかし、一般に退化的で、形態にも個人差が大きく萠出も変化が大きく、生涯萠出しないこともある。(解剖学講義))
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- 650_09【Second molar tooth第2大臼歯 Dens molaris II】
→( 永久歯も、乳歯と同様に、一般に下顎の歯は上顎よりも早く生える。
上述のように、永久歯のうちで、最初に生えるのは第1大臼歯で、6歳臼歯と呼ばれる。第3大臼歯を除くと、最後に生えるのは第2大臼歯で、生後12歳に生えるので12歳臼歯とも呼ばれる。第3大臼歯は生後17~21歳に生え、智歯(オヤシラズ)といわれる。しかし、一般に退化的で、形態にも個人差が大きく萠出も変化が大きく、生涯萠出しないこともある。(解剖学講義))
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- 650_10【Third molar tooth; Wisdom tooth智歯;おやしらず;第3大臼歯 Dens molaris tertius; Dens serotinus】
→(第三大臼歯は生後17~21年に生え、智歯ともいわれる。しかし、一般に退化的で、形態にも個体差が大きく、萠出も変異が大きく、生涯萠出しないこともある。)
- 650_11【Palatine foveola口蓋小窩 Foveola palatina】
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- 650_12【Soft palate軟口蓋;口蓋帆 Palatum molle; Velum palatinum】 Its posterior border ends with the uvula.
→(軟口蓋は口と口腔咽頭、口腔咽頭と鼻咽頭の間に不完全な中隔を形成する口蓋の後方筋肉部分。骨性支柱を欠き、厚い結合組織板(口蓋腱膜と筋(口蓋筋)とが基礎をつくり、その表面を粘膜が被ってできる。軟口蓋、とくにその後部を口蓋帆といい、その正中部は後下方に垂れ突出して口蓋垂となる。軟口蓋を後上方に挙上し咽頭口壁に向かって圧する作用は燕下を始めると時にみられる。この働きによって口腔と咽頭鼻部とは遮断され、食塊は口腔から鼻腔にはいることなく、咽頭に向かっておくられる。また作用は発声の場合にもみられる(音声が鼻腔にぬけないようにする)。)
- 650_13【Incisive papilla切歯乳頭 Papilla incisiva】 Small mucosal eminence located at the anterior end of the palatine raphe above the incisive foramen.
→(切歯乳頭は口蓋縫線の前端にある。切歯孔上の粘膜小隆起。)
- 650_14【Transverse palatine folds; Palatine rugae横口蓋ヒダ Plicae palatinae transversae; Rugae palatinae】 Transverse mucosal ridges extending across the anterior part of the hard palate.
→(横口蓋ヒダは硬口蓋の前部を横走する粘膜のヒダ。)
- 650_15【Hard palate硬口蓋 Palatum durum】 Hard, bony part of the palate.
→(硬口蓋は鼻の粘膜により上部を、口腔の天井にあたる部分の粘膜により下部をおおわれた骨口蓋からなり、粘膜は厚く、骨口蓋の骨膜に硬く付着する。粘膜表面には、正中線に一致して口蓋縫線という高まりがみられ、その前端に切歯乳頭という小隆起がある。その前端に切歯乳頭という小隆起がある。口蓋血管、神経、粘膜腺を有する口蓋の前方部分。硬口蓋の前部には、3~4本の横走するヒダ、すなわち横口蓋ヒダがみられる。横口蓋ヒダはとくに幼児で明瞭に見られる。)
- 650_16【Gingiva歯肉 Gingiva】
→(歯肉は口腔粘膜でおおわれたち密な線維組織で、上顎および下顎の歯突起を包み、歯頚部を取り巻いて、固く骨膜と癒着している。頬または口唇と歯肉の間の移行帯ではこれに対し、この結びつきはゆるく、ここでは炎症過程によって粘膜がもり上がることがある(このときにはしばしば鼻唇溝やオトガイ唇溝が消失する)。外縁上皮は歯槽突起の外面の粘膜上皮であって、厚みがあり高い乳頭突起でもって粘膜結合組織としっかり咬み合っており、ところどころで角化がみられることがある。内縁上皮は歯槽の上縁を越えて、歯頚に達し歯根膜を上から被っている。)
- 650_17【Palatine raphe口蓋縫線 Raphe palati】 Midline mucosal ridge at the union of the right and left bony palatine processes.
→(口蓋縫線は左右の骨性口蓋突起が癒合した部分にある正中線上の粘膜隆起。)
- 650_18【Palatine glands口蓋腺 Glandulae palatinae】 Glands located beneath the mucous membrane. (Two larger masses, one on each side of the midline).
→(口蓋腺は硬口蓋外側部分の粘液固有層、および軟口蓋の粘膜下組織に存在する多数のブドウ状粘液腺。)
- 650_19【Palatoglossal arch; Anterior pillar of fauces; Glossopalatine arches口蓋舌弓;口峡前ヒダ;舌口蓋弓 Arcus palatoglossus; Plica anterior faucium; Arcus glosopalatinus】 Mucosal fold extending in front of the tonsillar fossa from the palate to the tongue. It overlies the palatoglossus muscle.
→(口蓋舌弓は口蓋扁桃窩の前方にあり、口蓋から舌へ張る粘膜のヒダ。その下を同名の筋が走る。)
- 650_20【Palatopharyngeal arch; Posterior pillar of fauces口蓋咽頭弓;口峡後ヒダ;咽頭口蓋弓 Arcus palatopharyngeus; Plica posterior faucium】 Mucosal fold situated behind the tonsillar fossa between the palate and the wall of the pharynx, overlying the palatopharyngeus muscle.
→(口蓋咽頭弓は口蓋扁桃窩の後方にある口蓋と喉頭壁の間の粘膜ヒダ。その下を同名の筋が走る。)
- 650_21【Uvula of palate口蓋垂 Uvula palatina】 Projection that points downward from the posterior border of the soft palate.
→(口蓋垂は軟口蓋の後縁から垂れる。)