A03_6_10_002

距腿関節Ankle joint(Articulatio talocruralis)

距腿関節【きょたいかんせつ】 Talocrural joint formed by the talus, tibia, and fibula.(距腿関節は脛骨下端の下関節面と内果関節面、および腓骨の外果関節面とが関節窩となり、これに距骨滑車が関節頭として適合する。その運動は足の屈伸のみを行う蝶番関節と考えられるが、底屈の方が背屈よりも大きく、両者を合計した角度は約90°である。関節頭も関節窩も前方が幅広く後方にせまい。底屈したときは多少の足の内旋外施ができる。付属する靱帯に次のものがある。(1)内側(三角)靱帯:強い三角形の靱帯で、この関節の内側における側副靱帯としてはたらく。内果の先端より出て次の各部に放散する。前方の線維は舟状骨へ(脛舟部)、中央のものはほぼ垂直に下行して距骨の載距突起へ(脛踵部)、後方のものは距骨の後面へ(後脛距部)、以上の3部が浅層の靱帯で、このほか深層の靱帯は距骨頚の内側面へ(2)前距腓靱帯:腓骨の外果前端より距骨へ。(3)後距腓靱帯:ほぼ水平に構想して距骨後面へ。(4)踵腓靱帯:踵骨の外側面へ。以上(2)、(3)(4)の靱帯があわせて距腿関節の外側面における側副靱帯として働く。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

小解剖学図譜

人体局所解剖図譜 III巻

Rauber Kopsch

Band1(327)

Eduard Pernkopf

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

 

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