A04_5_01_006

弓状線(腹直筋鞘の)Arcuate line of rectus sheath(Linea arcuata vaginae; Linea semicireularis(Musculi recti abdominis))

Douglas, Semicircular line of弓状線(腹直筋鞘の)【きゅうじょうせん(ふくちょくきんしょうの)】 Caudal end of the posterior layer of the rectus sheath.(ダグラス線とも呼ばれる。腹直筋鞘後面の弓状線をさす。上前腸骨棘のレベルで腹直筋鞘後面が消失するさいに、同面の下端部に自由縁(弓状線)が生じる。この部位より下腹壁動静脈が腹直筋鞘内に入り、上行して上腹壁動静脈枝と吻合することになる。弓状線は個体によっては、はっきりした弓状の線になっていないことも多い。またその高さもまちまちで、臍の下方0.5~7cmの範囲にわたるといわれる。弓状線の成因については次の諸説がある。①胎児期の膀胱の位置と緩解があるとする説(Gegenbaur)、②下腹壁動静脈の通路のために存在するとする説(Henle)、③胎生期に臍動脈を保護するための装置とする説(K.A. Douglas)、④腹膜の鞘状突起が腹壁を破って出ることに関係するとの説(Eisler)など。スコットランドの内科医・解剖学者James Douglas (1675-1742)によって記載された。彼の名はダグラス窩にも残っている。)

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