A04_7_01_004

大腿の内側区画;大腿の内転筋区画Medial compartment of thigh; Adductor compartment of thigh(Compartimentum femoris mediale; Compartimentum femoris adductorum)

大腿の内側区画;大腿の内転筋区画【だいたいのないそくくかく;だいたいのないてんきんくかく】 Compartment located on the dorsomedial aspect of the thigh posterior to the medial femoral intermuscular septum. It is bounded laterally by the fascia lata and posterolaterally by the flexor compartment. It is connected to the lesser pelvis via the obturator canal.(主として大腿骨についてこれを内転する。主に閉鎖神経支配。第1層に恥骨筋(大腿神経)、薄筋、長内転筋、第2層に短内転筋、第3層に大内転筋(脛骨神経部と閉鎖神経)、ほかに外閉鎖筋がある。内転筋群の多くは恥骨上枝、恥骨体、恥骨下枝、坐骨枝、坐骨結節にわたる範囲から起こる全体として大腿を内転するが、前上の筋はやや後方に向かって走るので大腿を屈曲する作用がある。この筋群(外閉鎖筋を除く)の回旋作用については意見が一致していないが、筋の走行と大腿回旋軸との関係から考えて、回旋作用があるとしても弱いと思われる。大腿骨幹への停止は、大腿四頭筋が抱いた骨のほとんど全周についているので、腱膜となって大腿骨粗線の内側唇(上方では恥骨筋線)に線状につく。貫通動脈は骨に接してこの腱膜を貫く。なお、重なった腱膜はたがいに癒着し、また恥骨筋、長内転筋、大内転筋下部の腱膜は内側抗菌の表面の起始腱膜と癒着している。外閉鎖筋と薄筋は走行、停止が他の筋とは異なり、作用もまた別である。)

Pocket atlas of human anatomy

 

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