A05_1_04_014

糸状乳頭Filiform papillae(Papillae filiformes)

糸状乳頭【しじょうにゅうとう】 Most common form. Epithelial projections, often split at their tips, surrounding a conical connective-tissue core.(糸状乳頭は舌体の背面全域にわたって密在する円錐状の乳頭で、表層の上皮は角化し、生体では白くみえる。糸状乳頭によって舌背の表面はややザラザラとなり、食物の移動に役立つと考えられる。これはヒトではあまり典型的ではないが、他の哺乳類、例えばネコ等では、糸状乳頭の整然たる発達が認められ、これが食物摂取を容易にしており、それゆえ糸状乳頭の機能的特徴の一つとしてあげられる。さらに、乳頭内に多くの神経がきていることからして、一種の感覚装置とも考えられている。さらに、糸状乳頭の外観は細長い指状を呈し、他の口腔組織がそうであるように、糸状乳頭も重層扁平上皮から成り立っていて、その最表層は、角化しているのが、他の舌乳頭との大きな違いであり、糸状乳頭の組織学的な特徴となっている。)

Spalteholz

人体局所解剖図譜 I巻

Moore人体発生学

10-6.舌の発生

Rauber Kopsch

Band2(046; 468)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

R.V. Krsti?(HMA)

現代の組織学 243; 245

ネッター解剖学図譜

 

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