A14_1_04_219

下オリーブ核群;下オリーブ複合体Inferior olivary complex(Complexus olivaris inferior; Nuclei olivares inferiores)

下オリーブ核群;下オリーブ複合体【かおりーぶかくぐん;かおりーぶふくごうたい】 Nuclear complex of the inferior olive.(下オリーブ核は延髄腹側部にあり、①主オリーブ核(主核)、②内側副オリーブ核(内側副核)、③背側副オリーブ核(背側副核)の三つの部分から成る。主オリーブ核は系統発生的に新しく、ヒトおよびサルなどの高等哺乳類では発育がよい。その形はしわのある袋状をなし、その内側に向けられた袋の口はオリーブ核門とよばれる。そこにはオリーブ核の細胞の軸索が集まって出るところである。オリーブ核からの遠心路はオリーブ小脳路となる。主オリーブ核は系統発生的に新しい小脳の半球皮質と結合し、副オリーブ核は虫部および中位核(栓状核、球状核)と結合する。オリーブ核は非常に広汎な領域からの求心線維を受け、その終枝には局在性が認められる。その起源は大脳皮質運動野、赤核、視蓋前域、不確帯、Cajal間質核、後索核、三叉神経脊髄路核、小脳核(歯状核と中位核)および脊髄などである。)

Spalteholz

小解剖学図譜

Moore人体発生学

18-4.脳の発生

Eduard Pernkopf

人体局所解剖図譜 I巻

Rauber Kopsch

Band2(389; 390; 396)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

 

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