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顔面神経核Motor nucleus of facial nerve(Nucleus nervi facialis)

顔面神経核【がんめんしんけいかく】 Motor nucleus for innervation of the masticatory muscles located near the level of the exit of the nerve.(第7脳神経、すなわち顔面[中間]神経を形成する神経線維のうち、表情筋・広頚筋・アブミ骨筋・茎突舌骨筋などの横紋筋を支配する運動神経線維の起始核であり、橋の最尾側レベルにおいて橋被蓋の腹外側部に位置する。顔面神経核からおこる神経線維は核の背側から出て背内頭側に走り(顔面神経上行根)、第四脳室底の直下で外転神経核の内側部に達してはじめて密な神経束を形成する。ついで、この線維束は外転神経核の頭側レベルで核の背側を外側に向かい顔面神経膝を形成する。ついで、線維束は三叉神経脊髄路核の内側縁に沿うように腹外側に走り(顔面神経下行根)、橋の尾側レベルで脳幹を出る。顔面神経の支配を受ける横紋筋のうち顎二腹筋後腹は副顔面神経核に支配される。副顔面神経核の神経細胞は顔面神経核と三叉神経運動核を結ぶ線上に散在性に存在する。顔面神経に含まれる副交感神経線維の起始核として、上唾液核が記載されている。この核の神経細胞は、橋被蓋網様体の尾側レベルでその背外側部において、三叉神経脊髄路核の内側縁付近に比較的散在性に存在するようである。)

Spalteholz

小解剖学図譜

人体局所解剖図譜 IV巻

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Band2(306; 423)

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