A14_1_05_706

青斑Locus caeruleus; Locus coeruleus(Locus caeruleus; Locus coeruleus)

青斑【せいはん】 Elongated collection of bluish-black cells lying below the lateral wall of the fourth ventricle.(青斑は中脳水道に近い菱形窩の最前部の外側にある細胞群で、三叉神経中脳路核の腹内側に位置する。肉眼的には第四脳室底において、上小脳脚の内側に吻尾側方向に伸びた青黒色の帯状のものとして認められる。これは細胞体に含まれるメラニン色素によるもので、そのため青斑には鉄色質の別名がある。青斑の細胞群は青斑核とよばれる。ノルアドレナリンを含む大型細胞の集団である。青斑核の腹側には同じような細胞が散在しており、青斑下核と呼ばれる。青斑核細胞の遠心性ノルアドレナリン線維は3群を形成する。①上行線維群:内側前脳束に入り扁桃核にいたるもの、帯状回線維となって帯状回、海馬台にいたるもの、その他梨状葉皮質、前頭葉新皮質に分布する線維からなる。②外側線維群:上小脳脚を通り小脳前葉の皮質の分子層、Purkinje細胞同区に分布する線維である。③下行線維群:これは広く脳幹に分布した後、脊髄前索、前側索を下行し、脊髄全長にわたって後角基部から前角にかけて分布する。求心性線維は次の領域からくる。視床下部(視索前野、後側、背側、外側視床下野)、中脳の中心灰白質、黒質、背側被蓋核、橋縫線核、その他脳幹に分布するカテコールアミンニューロンからの線維を受ける。機能は十分解明されていないが、REM睡眠と深い関係にある。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

人体局所解剖図譜 IV巻

Rauber Kopsch

Band2(330; 401)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

 

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