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小脳白質;小脳髄体;小脳の髄体White matter; White substance; Medullary body (of cerebellum)(Corpus medullare cerebelli)

小脳白質;小脳髄体;小脳の髄体【しょうのうはくしつ;しょうのうずいたい;しょうのうのずいたい】 (小脳髄体は小脳の内部にあり、これから小脳回に向かって突起、すなわち白質板(髄板)を出す。髄体は小脳内を互いに連絡する線維と、小脳に出入りする線維からなる。前者には同側の小脳皮質の各部の間を結合するもの(連合線維)、両側の皮質を結ぶもの(交連線維)および皮質から小脳核に至るもの(小脳皮質核線維)がある。小脳皮質核線維には局在が認められ、小脳半球部の大部分は歯状核と結合し、虫部は主として室頂核に、半球部と虫部の中間部は球状核および栓状核と結合する。片葉と小節は前庭神経核に線維を出している。小脳核から出る線維は小脳の遠心路をなし、小脳脚を通って小脳を出る。小脳に入る線維は小脳脚を経て直接小脳皮質に分布する。これには2種類がある。苔状線維は顆粒層内で盛んに分岐して小脳糸球を作り、顆粒細胞の樹状突起と連接して終わるが、登上線維はPurkinje細胞体のまわりにからみ、ついでその樹状突起をよじのぼりつつ分子層を上る。苔状線維は脊髄小脳路、副楔状束核小脳路、橋小脳路、網様体小脳路および前庭神経路の終末と考えられれ、登上線維はオリーブ小脳に続くといわれる。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

Rauber Kopsch

Band2(407)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

 

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