129_00【Lumbar vertebrae [L I-L V]腰椎[L1-L5] Vertebrae lumbales [LI-LV]】 The five lumbar vertebrae. →(胸椎に続く5個の椎骨で、その椎体はすべて椎骨の中でもっとも強大である。椎体の幅は下位のものほど大きく、高さは第3~第4腰椎で最大である。椎弓も強大で、椎孔の形は三角形状である。腰椎の横突起は本来、この部の肋骨に相当するもので肋骨突起といい、本来の横突起は上関節突起の外側から後方に向かう小さな隆起として残っており、乳頭突起とよぶ。また、肋骨突起の根部の後面には下方に向かう小突起があり、副突起というのが、これも本来の横突起の一部が変形したものである。腰椎の棘突起は幅が広く、短い。側方から見ると、四角な板状でほぼ水平に後方へ突出している。)
129_01【Spinous process of vertebra棘突起(椎骨の) Processus spinosus vertebrae】 The spinous processes of C1-C6 are bifid. →(棘突起は椎骨椎弓の正中線から後下方に向かう長い単一の突起である。)
129_02【Inferior vertebral notch下椎切痕;下椎骨切痕 Incisura vertebralis inferior】 Notch on the lower surface of the pedicle. →(椎骨を側面からみると、椎弓の根もと(椎弓根)の上面と下面はそれぞれ小刀でえぐられたような曲面をなしている。この下面の切れ込みを下椎切痕とよぶ。)
129_03【Superior vertebral notch上椎切痕;上椎骨切痕 Incisura vertebralis superior】 Notch on the upper surface of the pedicle. →(椎骨を側面からみると、椎弓の根もと(椎弓根)の上面と下面はそれぞれ小刀でえぐられたような曲面をなしている。この上面の切れ込みを上椎切痕とよぶ。)
129_04【Mammillary process (of lumbar vertebra)乳頭突起(腰椎の) Processus mammillaris (Vertebrae lumbalis)】 →(腰椎の乳頭突起は腰椎(および第十二胸椎でも普通は存在しているが)、上関節突起の背側縁にある小さな骨突起または結節。横突起は短く、後方に向い、上関節突起の外面に癒合して独立した突起をとらない。その尖端の一部の乳頭突起は上関節突起の外面上部より後に突出する鈍円な隆起となっている。)
129_05【Accessory process of lumbar vertebra副突起(腰椎の) Processus accessorius vertebrae lumbalis】 Rudiment of the original transverse process of the lumbar vertebrae projecting posteriorly from the base of the costal process. →(肋骨突起の下縁を根もとの方にたどると、短いつららのような小突起が下後方に突出している。横突起尖端の下部は、その外方から出る小さな棘状の[腰椎の]副突起であって、これこそが本来の横突起の変形したものである。)
129_06【Transverse process of vertebra横突起(椎骨の) Processus transversus vertebrae】 →(横突起は外側に向かって突出する1対の突起である。横突起と棘突起は主として多数の背筋の起着点となる。)