166_01【Acromial end of clavicle肩峰端(鎖骨の) Extremitas acromialis claviculae】 Prolate end of the clavicle facing the acromion. →(鎖骨の肩峰端は肩甲骨に接する外側端で扁平である。)
166_02【Sternal end of clavicle胸骨端(鎖骨の) Extremitas sternalis claviculae】 Thickened end of the clavicle (triangular in cross-section) facing the sternum. →(鎖骨の胸骨端は胸骨に接する内側端でプリズム状にふくらむ。)
166_03【Acromial facet of clavicle肩峰関節面(鎖骨の) Facies articularis acromialis claviculae】 Articular facet of the clavicle facing posterolaterally. →(鎖骨の肩峰関節面は肩峰と連結する鎖骨外側端上の小さな楕円形の関節面。)
166_04【Conoid tubercle円錐靱帯結節 Tuberculum conoideum】 Small eminence on the tuberosity that gives attachment to the conoid portion of the coracoclavicular ligament. →(肩峰端の下面には弯曲部にあって鈍な錐状の円錐靱帯結節がある。円錐靱帯が着く。)
166_05【Nutrient foramen栄養孔 Foramen nutricium】 Opening of the nutrient canal at the surface of the bone. →(どの骨をとってみても、骨の表面には虫が食ったような孔がポツポツとあいている。これらのうち、こまかい孔やくぼみは主としてシャーピーの線維(骨膜から骨質に入り込む結合組織線維)が侵入する孔であるが、輪郭のハッキリした直径1~2mmの丸い穴は細い血管が骨に出入りするためのもので、栄養孔とよばれる。厳密にいえば、これらの孔の開口部が栄養孔で、骨に入り込んだトンネル状の部分は栄養管と名づけられる。この栄養孔ないし栄養管は骨質を貫いて髄腔(骨髄を収容する腔所)に達している。したがって、栄養孔からはいる動脈は主として骨髄を養うが、その枝は髄腔に近い深部の骨質も養う。また栄養孔から出てくる静脈は骨髄と骨からの炭酸ガスや老廃物を運ぶだけでなく、骨髄で形成された新しい赤血球や白血球を末梢血流に導き出す役割を持っているのである。なお骨の表層の緻密質は、骨膜の動脈叢から出る無数の細い枝で養われが、その進入路は非常に細くて肉眼的にはほとんど見分けられない。それぞれの骨における栄養孔の数や位置は、大体の原則はあるものの個体差ははなはだしい。たとえば椎骨では、栄養孔はとくに椎体の表面に多くみられるが、その数・位置・大きさなどは千差万別でる。なお、椎孔をのぞきこんでみると、椎体の後面にはとくに大きい栄養孔(ここを通る主な血管は椎体静脈)を見いだすことができる。)
166_06【Impression for costoclavicular ligament肋鎖靱帯圧痕;肋骨粗面 Impressio ligamenti costoclavicularis; Tuberositas costalis】 Roughened area and depression on the inferior surface near the sternal end of the clavicle that gives attachment to the costoclavicular ligament. →(胸骨端の下面には肋鎖靱帯圧痕があって、粗な浅い陥凹、または軽いたかまりをつくる。)
166_07【Sternal facet of clavicle胸骨関節面(鎖骨の) Facies articularis sternalis claviculae】 Articular surface facing the sternum. →(胸骨端に楕円形の胸骨関節面(胸骨の鎖骨切痕と関節する。その上部には鎖骨間靱帯が付き、上縁から胸鎖乳突筋の一部が起こる)がある。)