644_00【First molar tooth第1大臼歯 Dens molaris I】 →( 永久歯も、乳歯と同様に、一般に下顎の歯は上顎よりも早く生える。
上述のように、永久歯のうちで、最初に生えるのは第1大臼歯で、6歳臼歯と呼ばれる。第3大臼歯を除くと、最後に生えるのは第2大臼歯で、生後12歳に生えるので12歳臼歯とも呼ばれる。第3大臼歯は生後17~21歳に生え、智歯(オヤシラズ)といわれる。しかし、一般に退化的で、形態にも個人差が大きく萠出も変化が大きく、生涯萠出しないこともある。(解剖学講義))
644_01【Tubercle of tooth咬頭;歯冠結節 Tuberculum dentis; Tuberculum coronae dentis】 Small protuberance of variable size on the lingual surface of the incisor and canine teeth. →(歯冠結節はとくに切歯および犬歯で、歯冠側面にあるいろいろな程度の小隆起。)
644_02【Crown of tooth歯冠 Corona dentis】 Part of the tooth covered by enamel. →(歯の外部に露出する部をとくに歯冠といい、歯槽内に埋まっている部を歯根という。歯冠と歯根との間で、やや細い部を歯頚とよぶ。表層がエナメル質で被われている部を、とくに解剖歯冠といい、口腔に露出する部を臨床歯冠と呼ぶこともある。)
644_03【Neck of tooth; Cervix of tooth歯頚 Cervix dentis; Collum dentis】 Part of the tooth where the enamel and cement meet. →(歯頚は歯冠と歯根が移行する部分をよんでいる。)
644_04【Root of tooth; Tooth root歯根 Radix dentis】 Part of the tooth covered by cement. →(歯根も解剖歯根と臨床歯根とに分けられており、下鼻横枝根はセメント質で被われた部分をいい、臨床歯根は歯肉や歯槽でかくされた部分をいう。通常歯根というのは解剖歯根を指す。歯根は歯槽内にあり、若い時には見ることができない。しかし加齢とともに歯肉縁は収縮するので、中年以後歯根は一部露出する。)