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- 695_00【Ileum回腸 Ileum; Intestinum ileum】 Terminal segment of the small intestine, about 3.5 m long.
→(回腸は腸間膜小腸の肛門側の5分の3で、空腸との境界は明確ではない。直径約2.5cmの可動性の管で、回盲弁を介して大腸の始まりの部分出る盲腸に続く。回盲弁は回腸から盲腸への内容物の流れを調節している。空腸に比してやや白色味を帯びる。回盲部から約60cmの口腔側に高さ約5cmの円錐状ないし円筒状の突出物が2%の頻度でみわれる。これは、胎生期における卵黄管の遺残物でメッケル回腸憩室という。腸絨毛は空腸に四角して少なく2500個/cm2で回腸の吸収上皮の表面積は5.3m2である。回腸には20~30個の集合リンパ小節がある。これをパイエル板といい、その表面には絨毛を欠く。)
- 695_01【Mucous membrane of ileum粘膜(回腸の) Tunica mucosa (Ileum)】
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- 695_01a【Mucous membrane of small intestine粘膜(小腸の) Tunica mucosa intestini tenuis】 It is composed of simple columnar epithelium, connective tissue (lamina propria), and muscularis mucosae.
→(小腸の粘膜は、粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板より構成される。)
Peyer's patches
- 695_02Peyer's patches【Aggregated lymphoid nodules of small intestine集合リンパ小節;パイエル板(小腸の) Noduli lymphoidei aggregati intestini tenuis】 Aggregation of lymphatic follicles in the ileum and colon.
→(パイエル板ともよばれる。小腸の集合リンパ小節は多くのリンパ小節が集合したもので、長円板状をなし回腸下部に多い。スイスの解剖学者Johann Conrad Peyer (1653-1712)により、1673~1677年に詳細に報告された。発見されたのはそれよりも前である。)
- 695_03【Solitary lymphoid nodules of small intestine孤立リンパ小節(小腸の) Noduli lymphoidei solitarii intestini tenuis】 Solitary lymphatic follicles in the lamina propria of the stomach and intestinal canals.
→(小腸の孤立リンパ小節は粘膜固有層内に孤立して存在する。)