A02_1_06_052

鼓室部(側頭骨の)Tympanic part of temporal bone(Pars tympanica ossis temporalis)

鼓室部(側頭骨の)【こしつぶ(そくとうこつの)】 The part of the temporal bone that forms most of the wall of the bony acoustic meatus except for the posterior, superior portion.(鼓室部は外耳道の前下壁を作る半管状、不正四角形の薄い骨板で、初めは独立した結合組織(鼓室骨)として発達し、後に錐体の下面に癒着した小さい骨部である。鼓室部の前上縁は下顎窩(顎関節の関節窩)の後縁にある錐体鼓室裂であり、また鼓室部の下端は錐体の下面に接着して鋭い稜線を作り、その後外側方への延長は茎状突起の根元におおいかぶさっている。鼓室部という日本名は鼓室を包含するすべての骨部を指すかのような誤った印象をあたえるのでよくない。Tympanicaはギリシャ語のtympanon(ケトルドラムという楽器)に由来する形容詞で、語源からわかるように元来は「鼓膜に関係した」という意味である。)

Spalteholz

人体局所解剖図譜 I巻

人体局所解剖図譜 III巻

Rauber Kopsch

Band1(162)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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