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- 305_01【Costal tubercle ligament肋骨結節靱帯 Ligamentum tuberculi costae】
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- 305_02【Posterior longitudinal ligament後縦靱帯;後総縦靱帯 Ligamentum longitudinale posterius; Ligarnentum longitudinale commune dorsale】 Ligament that mainly connects the intervertebral discs, traveling along the posterior surfaces of the vertebral bodies within the anterior wall of the vertebral canal. It is continuous with the tectorial membrane from the third cervical vertebra upward.
→(後縦靱帯は椎体と椎間円板の後面に沿い、脊柱管の前壁を縦走する。上端は幅が広く、大後頭孔前縁より約1cm上方の斜台から起こり(この部の深層の部は蓋膜と呼ばれる)、下方ほど狭くなって仙骨管の前壁に達する。椎間円板およびそれに接する椎体の縁と固く結合し、椎体後面の中部とは結合がゆるい。とくにひゅそうの線維は4~5個の椎体を越えて椎間円板から椎間円板へと結合し、この靱帯が椎間円板に着くところでは特に幅が広くなっている。前・後縦靱帯は椎体と椎間円板からなる柱を前後から支えるとともに、椎間円板の弾性によって緊張させられている。)
- 305_03【Intertransverse ligaments横突間靱帯 Ligamenta intertransversaria】 Narrow bands extending between the transverse processes of the vertebrae.
→(隣接2椎の同側の横突起どうしを結ぶ靱帯で、脊髄神経後枝の内側枝と外側枝を隔てている。)
- 305_04【Spinous process of vertebra棘突起(椎骨の) Processus spinosus vertebrae】 The spinous processes of C1-C6 are bifid.
→(棘突起は椎骨椎弓の正中線から後下方に向かう長い単一の突起である。)
- 305_05【Superior articular process of vertebra上関節突起;上脊椎関節突起(椎骨の) Processus articularis superior】
→(上関節突起は椎骨の椎弓の根もと近くから上に向かって突出する1対の突起。上関節突起とすぐ上位の椎骨の下関節突起との間に関節をつくる。上連結突起という呼称は比較解剖に用いるとき便利である。)
- 305_06【Transverse process of vertebra横突起(椎骨の) Processus transversus vertebrae】
→(横突起は外側に向かって突出する1対の突起である。横突起と棘突起は主として多数の背筋の起着点となる。)
- 305_07【Anterior costotransverse ligament前肋横突靱帯 Ligamentum costotransversarium anterius】
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- 305_08【Ribs [I-XII]肋骨[1-12] Costae [I-XII]】
→(肋骨という名前は、骨質からなる肋硬骨と軟骨質からなる肋軟骨の総称である。肋骨は扁平長骨で、12対あり、後方で胸椎と連結して胸郭を構成する。軟骨性骨として発生するが、前方の小部分が肋軟骨として軟骨のまま残る。第一~七肋骨は前端が胸骨外側縁と連結しているが、第八から十二肋骨は胸骨に達していない。前者が真肋、後者が仮肋である。仮肋のうち第八~第十肋骨では、肋軟骨が上位の肋軟骨と結合して肋骨弓を形成する。第十一・第十二肋骨は自由端で終わる(浮遊肋骨)。肋骨は後上方から前下方へ向かい、胸骨近くで角をなし、上方へ向かう。第一・第二肋骨では肋軟骨との境界部で、他の肋骨では肋軟骨部で曲がっている。長さは第一肋骨~第七肋骨まで増加し、第八肋骨以下では減少する。胸椎体と連結する膨大した部分が肋骨頭で、肋骨頭関節面がある。第二~第十肋骨では水平に走る肋骨頭稜によって、上位胸椎体の下肋骨窩に対する上方の小さな関節面と、各肋骨と同順位の胸椎体の上肋骨窩に対する下方の大きな関節面とが区別される。第一・第十一・第十二肋骨では、肋骨と同順位の胸椎体とのみ連結するので、肋骨頭関節面は単一な平面である。肋骨体に続く前後にやや扁平な部分がが肋骨頚で、各肋骨と同順位の胸椎横突起の前面に位置している。鋭い上縁が肋骨頚稜で、後面は粗面をなす。外側端後部外面の膨隆した部分が肋骨結節で肋骨体との境をなす。肋骨結節には、各肋骨と同順位の胸椎横突起に対する下内側部の肋骨結節関節面と、外側部の靱帯が付着する隆起とがある。肋骨結節に続く扁平な部分が肋骨体で、上縁は丸く下縁は鋭い。肋骨結節の外側で、前後にやや厚く後面が粗面をなし、肋骨がやや強く弯曲する部分が肋骨角である。第一肋骨の肋骨角は肋骨結節の所にあるが、第二肋骨以下下方の肋骨ほど、肋骨角は肋骨結節の外側方に位置するようになる。肋骨体内面下部で、肋骨頚から前方に走る溝が肋骨溝で、肋間神経・肋間動静脈が入る。溝は前端近くで不明瞭となる。肋骨体の前端は被厚し、断端は楕円形の凹面として終わる。肋骨は内側方へ屈曲するとともに、長軸のまわりで上縁が内側方向へねじれている。第三から第十肋骨は上述の一般的形態を示すが、第一・第二・第十一・第十二肋骨はやや変形を示す。第一肋骨は最も短く、上下に扁平なため幅が最も広い。肋骨角に相当する部分は肋骨結節に一致し、ここで弯曲が最も強い。上面の中央内縁に近い部分の小隆起が前斜角筋結節で、この前方にある浅い陥凹が鎖骨下静脈溝、後方の浅い陥凹が鎖骨下動脈溝である。第二肋骨の上面中央外側部の粗面が前鋸筋粗面である。)