458_01【External occipital protuberance外後頭隆起;後頭結節;外後頭結節 Protuberantia occipitalis externa】 Easily palpable bony projection at the border between the occipital and nuchal planes. →(外後頭隆起は凸面をなす後頭鱗の外面のほぼ中央に外後頭隆起がある。)
458_02【Mastoid process乳様突起;乳突隆起 Processus mastoideus】 Projection behind the external acoustic meatus that contains the mastoid cells. →(乳突部の大部分は、下前方に向かって突出する大きい乳様突起で占められる。その表面は胸鎖乳突筋の着くところで粗である。乳様突起の内部は成人では大部分、多数の小さい乳突蜂巣で占められる。これは生後に乳様突起の発育に伴って拡がるもので、その拡がりは個体によりかなりまちまちであり、錐体の方にもおよぶ。乳突蜂巣は互いに迷路状につながっていて、そのつづきは乳様突起の上半分にある乳突洞につながっている。乳突洞はその前方の小さい乳頭洞入口を経て、後方から鼓室の上部に開く。生体では鼓室の内面を被う粘膜の続きが乳突洞を経てすべての乳頭蜂巣の内面にまでおよんでいる。)
458_03【Spinous process of C7 vertebra; Spinous process of vertebra promines棘突起(第7頚椎の) Processus spinosus (Vertebra cervicalis VII)】 →()
458_04【Second rib [II]第二肋骨 Costa secunda [II]】 Rib that begins at the level of the sternal angle. It is easily palpated. →(第2肋骨は第1肋骨と第3肋骨との中間形を示している。ただ肋骨溝に相当する溝が上面にも現れる。)
458_05【Spinous process of T6 vertebra; Spinous process of sixth thoracic vertebra棘突起(第6胸椎の) Processus spinosus (Vertebrae thoracic VI)】 →()
458_06【Eleventh rib [XI]第11肋骨 Costa XI; [XII]】 →()
458_07【Spinous process of T12 vertebra; Spinous process of twelfth thoracic vertebra棘突起(第12胸椎の) Processus spinosus (Vertebrae thoracic XII)】 →()
458_09【Lumbodorsal fascia腰背筋膜 Fascia lumbodorsalis】 →(固有背筋は前後から鞘状に筋膜で囲まれる。この筋膜を胸腰筋膜(図4-24)という。筋膜の後面はとくに腰部で厚く強靱で、腰筋筋膜といわれる。腰背筋膜は腸骨稜と第12肋骨との間に張り、前外側ではとくに厚く腱膜様となって、内腹斜筋・腹横筋の起始となっている。
胸腰筋膜は上方で頚部の固有背筋(板状筋・頭半棘筋)を被い、項筋膜といわれる。項筋膜は正中部で項靱帯に付く。(解剖学講義))
458_10【Multifidus muscle多裂筋 Musculi multifidi】 Muscles passing in transversospinal fashion from the sacrum to the second cervical vertebra. Strong muscle fibers in the lumbar region. I: Posterior rami of spinal nerves of S4-C3. →(回旋筋の表層に位置し、横突棘筋系である多裂筋は腰部でよく発達する。多裂筋の起始は仙骨背面、後仙腸靱帯、腰椎の乳様突起、胸椎の横突起、下位4個の頚椎関節突起からおこり、停止は起始である脊椎より1個上の頚椎の棘突起につく。機能として脊柱の伸展、側方屈曲、回旋の補助。骨盤の伸展と側方移動。神経支配は前脊髄神経の後枝。動脈は後肋間動脈と腰動脈の内側枝。肋頚動脈の深頚枝から受ける。さまざまな方向に羽状化した筋束のうち、深部のものは起始と停止が2椎骨を越え、浅部のものは3~5つ骨を越える。筋走行は胸椎の棘突起または仙骨、腰椎、頚椎の相同部付近から起こり、上位椎骨の棘突起へ斜め上内側法へ走る。深層の筋束は2個の椎骨を飛び越える。浅層の筋束は3-5個を飛び越える。起始域は第4仙椎から第4(5)頚椎に、停止域は第5腰椎から第2頚椎である。)