574
- 574_01【Thoracoacromial artery胸肩峰動脈 Arteria thoracoacromialis】 It arises from the superior border of the pectoralis minor and distributes branches in all directions.
→(胸肩峰動脈は小胸筋の上縁の高さで腋窩動脈の前壁から出て、ただちに次の4枝に分かれる。①肩峰枝、②鎖骨枝、③三角筋枝、④胸筋枝。)
- 574_02【Acromial branch of thoracoacromial artery肩峰枝(胸肩峰動脈の) Ramus acromialis (Arteria thoracoacromialis)】 Branch that passes superolat. through the deltoid to the acromion.
→(胸肩峰動脈の肩峰枝は外方へ走り、烏口突起の上を越えて三角筋の深層を通って肩峰動脈網へ。肩峰動脈網は、肩峰の表層の皮下にある動脈網で、これには胸肩峰動脈、肩甲上動脈、後上腕回旋動脈からの枝が加わる。)
- 574_03【Deltoid branch of thoracoacromial artery三角筋枝(胸肩峰動脈の) Ramus deltoideus (Arteria thoracoacromialis)】 Branch passing posterolat, supplying the deltoid and pectoralis maj.
→(胸肩峰動脈の三角筋枝は小胸筋の表層を通り、橈側皮静脈とともに三角筋と大胸筋の間の溝を通って、これらの筋へ分布する。)
Casserio's nerve
- 574_04Casserio's nerve【Musculocutaneous nerve筋皮神経 Nervus musculocutaneus】 Nerve arising from the lateral cord that pierces the coracobrachialis, which it supplies along with the biceps and brachialis. It ends as the lateral cutaneous nerve of forearm.
→(筋皮神経は第5頚神経~第7頚神経由来の外側神経束より起こり、烏口腕筋を貫き、烏口腕筋、上腕二頭筋および上腕筋を支配し、外側前腕皮神経となって前腕外側半部に分布する。皮神経をまとめると、筋枝は上腕前側の屈筋(烏口腕筋・上腕筋・上腕二頭筋)に分布する。皮枝は前腕外側部の皮膚部に分布する。そのほかに関節枝を肘関節に送る。)
- 574_05【Anterior circumflex humeral artery; Anterior humeral circumflex artery前上腕回旋動脈;掌側上腕回旋動脈 Arteria circumflexa humeri anterior; Arteria circumflexa humeri volaris】 Artery that arises beneath the latissimus dorsi, at the same level as or deeper than the posterior circumflex humeral artery. It passes in front of the surgical neck of humerus to the coracobrachialis and biceps brachii and anastomoses with the posterior circumflex humeral art.
→(前上腕回旋動脈は細い。上腕骨の外科頚の高さで分岐して、烏口腕筋や上腕二頭筋短頭の深層で外科頚の表層に接して外方へ走り、付近の骨膜、肩関節、三角筋へ分布する。)
- 574_05a【Posterior circumflex humeral artery; Posterior humeral circumflex artery後上腕回旋動脈;背側上腕回旋動脈 Arteria circumflexa humeri posterior; Arteria circumflexa humeri dorsalis】 It passes with the axillary nerve through the lateral (quadrangular) space to the shoulder joint and deltoid. It anastomoses with the anterior circumflex humeral artery, suprascapular artery, and thoracoacromial artery.
→(後上腕回旋動脈は前上腕回旋動脈とほぼ同じ高さで本幹より分かれるが、前上腕回旋動脈よりはるかに太い。腋窩神経と伴行して上腕骨の背側を通って外方へ向かい、外側液窩裂(上腕三頭筋長頭の外側で、これと小円筋、大円筋、上腕骨によって囲まれるほぼ四角形の間隙)を出て、ここから三角筋の深層を上腕骨の外科頚に沿って走り、三角筋や肩関節へ。ときに前上腕回旋動脈や上腕深動脈と吻合する。)
Pirogoff's aponeurosis
- 574_06Pirogoff's aponeurosis【Coracobrachialis muscle烏口腕筋 Musculus coracobrachialis】 o: Coracoid process, i: Anterior surface of the middle of the humerus, provides fixation. It acts to ensure contact at the shoulder joint between the head of the humerus and the glenoid cavity. Anteversion. I: Musculocutaneous nerve.
→(烏口腕筋は、発生学的には上腕の腹側筋の筋群(屈筋)に属し、上腕二頭筋と上腕筋のように、筋皮神経によって支配されている。しかし、この筋は肩関節においてのみ作用する。この筋は烏口突起から上腕二頭筋短頭とともに起こり、上腕骨内側面で、小結節稜の遠位に停止する。上腕を垂れ下げた状態では、烏口腕筋は腋窩に隠れている。この筋は上腕の神経血管幹を誘導する筋として働いている。)
- 574_07【Deltoid muscle三角筋 Musculus deltoideus】 Muscle consisting of three parts, all attaching on the deltoid tuberosity of the humerus and acting together to abduct the arm to about 90°. I: Axillary nerve.
→(三角筋は肩から上腕の上部にかけての丸みをつくる強大な筋。厚い筋性の被いで、上腕骨近位端を上、前、横および後から包んでいる。これは肩の弯曲を形どっている。しかしそれは筋自体によるものではなく、骨の形、特に大結節によっている。広げると、この筋は逆さにしたギリシャ文字のデルタに似ている。なぜなら肩関節における起始は非常に広がっており、上腕骨における停止は大変狭いからである。三角筋は鎖骨の外側1/3、肩峰および肩甲棘から起こる。肩峰部は複合羽状である(多数の線維-大きな生理的断面)、筋の内表面にあり三角筋粗面に停止しする腱に向かって筋線維の太い束が、集まっている。作用として上腕を外転する。しかし、三角筋は上腕を体幹に沿って下垂している状態から直ちに外転することはできない(三角筋の筋線維の走行が上腕骨の長軸に平行であるため、はじめは上腕を上方に引き上げるにすぎない)。したがって、上腕を下垂した位置から外転するためには、最初に棘上筋によって外転を起動しなければならない。)
- 574_08【Pectoralis major muscle大胸筋 Musculus pectoralis major】 o:Clavicle. Sternum. Second to seventh costal cartilages and rectus sheath, i: Crest of greater tubercle. Adduction and medial rotation of the arm. I: Medial and lateral pectoral nerve.
→(大胸筋は上肢の屈筋群から派生したもので、前胸壁にある大きな翼状の筋で鎖骨部、胸肋部、腹部からなる。鎖骨部は上肢帯(鎖骨)から腹側胸壁に広がって上腕骨大結節稜(遠位)に停止する。これは鎖骨の胸骨半、胸骨、および第(1)2~7肋軟骨から起こり、腹直筋鞘の前葉からも起こる。胸肋部と腹部の線維は鎖骨部の線維の下を横切り、大結節稜の近位に着き、鎖骨部は遠位に停止する。広背筋の場合のように、頭側に開き、上腕の外転と前方挙上の際に明らかとなる筋肉のスポットが生じる。上腕を垂れ下げているときは、大胸筋は四角形をしているが、上腕骨が外転されると、三角形となる。外側縁は前腋窩ヒダを形成している。後腋窩ヒダは広背筋の外側縁によってつくられている。大胸筋の鎖骨部と三角筋の間の奥には結合組織腔があり、そこを橈側皮静脈が通る。その隙間は力強い、筋肉の発達した人では非常に狭い。しかし、大胸筋の鎖骨部の発達が弱い場合は、鎖骨に向かって広がり、逆さにした三角形に似ている。その場合、鎖骨胸筋三角という名前が適当である。ここでは皮膚が窪んで鎖骨下窩を形成している。種々の形と大きさの胸骨筋が胸筋筋膜の上に発達することがある。これは肋骨縁に沿って一側または両側に広がっている(ヨーロッパ人の約5%)。もしこの筋が胸筋神経の枝で支配されていれば、これは哺乳類の皮筋の遺残と考えることができる。この筋はしばしば胸鎖乳突筋とつながっており、肋間神経の枝で支配されているかもしれない。広背筋の前縁と大胸筋の外側縁との間には、結合組織の線維(線維性腋窩弓fibrous axillary arch)が弓状に走って両筋を結んでいるが、数%の頻度でここに筋線維束(筋性腋窩弓muscular axillary arch)がみられる。筋性腋窩弓の存在は、生体でも皮膚の上から認めることが出来る。この以上筋束を最初に記載したのはRamsay(1795)であるが、Langer(1846)の広汎な研究以来、ランゲル筋Langer's muscleと呼ばれるようになった。)
- 574_09【Median nerve正中神経 Nervus medianus】 Nerve formed by the medial and lateral cords.
→(内側および外側神経束よりなる(C6-T1)。(Feneis))
- 574_10【Axillary vein腋窩静脈 Vena axillaris】 Continuation of the subclavian vein. It extends from the lateral border of the first rib to the inferior border of the tendon of the pectoralis major.
→(腋窩静脈は上肢の静脈を集める。大胸筋の下縁の高さで上腕静脈からつづいておこり腋窩動脈の内側に沿って走り、第1肋骨の高さで鎖骨顆上脈に注ぐ。枝として①外側胸静脈、②胸腹壁静脈、③乳輪静脈叢がある。)
- 574_11【Deltoid branch of profunda brachii artery三角筋枝(上腕深動脈の) Ramus deltoideus (Arteria profundae brachii)】 Branch running superolaterally behind the humerus, passing along its lateral aspect to the deltoid.
→(上腕深動脈の三角筋枝は上腕骨の後面で分岐して、三角筋の下半部分布する。多くの場合、後上腕回旋動脈の枝と吻合を有し、この吻合枝が強大になると、上腕深動脈と後上腕回旋動脈との間に代償関係が成立する。)
- 574_12【Brachial artery上腕動脈 Arteria brachialis】 Continuation of the axillary artery that passes from the inferior border of the pectoralis major in the medial bicipital groove to its division into the radial and ulnar arteries.
→(上腕動脈は大円筋の停止腱の下縁の高さで腋窩動脈よりつづいてはじまり、上腕前面の内側部で上腕二頭筋の内側(内側二頭筋溝)に沿って、正中神経および上腕静脈とともに下行し、肘関節の前面のやや遠位で橈骨動脈と尺骨動脈に分かれる。)
- 574_13【Ulnar nerve尺骨神経 Nervus ulnaris】 Nerve arising from the medial cord that initially travels in the medial bicipital groove, pierces the medial intermuscular septum of the arm, and, after traversing the groove for the ulnar nerve, penetrates the flexor carpi ulnaris.
→(腕神経叢の枝であり、上腕の内側後部を下り肘頭の内(尺)側に達してから前面に近づき、尺側手根筋と深指屈筋(尺骨半)への筋枝を出したのち前腕を下りながら途中で手背尺側半の皮膚に分布する背側指神経および手掌尺側半の皮膚に分布する一つの皮枝を出す。手掌部に達した尺骨神経の本幹は短掌筋、小指外転筋、短小指屈筋、小指対立筋、尺側の虫様筋、短母指屈筋の深頭、母指内転筋、および骨間筋への筋枝を出すほか、総掌側指神経とその末梢側のつづきである固有掌側指神経になり小指および薬指の表面をおおう皮膚に分布する。)
Wrisberg, Nerve of
- 574_14Wrisberg, Nerve of【Medial cutaneous nerve of arm; Medial brachial cutaneous nerve内側上腕皮神経;内側皮神経;尺側上腕皮神経(上腕の) Nervus cutaneus brachii medialis; Nervus cutaneus brachii ulnaris】 Nerve arising from the medial cord and supplying the skin of the medial side of the arm via its communication with the intercostobrachial nerve.
→(内側上腕皮神経は第8頚神経および第1胸神経由来の腕神経叢の内側神経束より起こり上腕内側の皮膚に分布する知覚神経で、第2またはときに第3肋間神経の外側皮枝と交通して肋間上腕神経を作る。この両神経は合して1本となることもあり、またそれぞれ独立して起こることもあり、また肋間上腕神経がよく発達して内側上腕皮神経が小さいこともある。)
- 574_15【Medial cutaneous nerve of forearm; Medial antebrachial cutaneous nerve内側前腕皮神経;内側皮神経;尺側前腕皮神経(前腕の) Nervus cutaneus antebrachii medialis; Nervus cutaneus antebrachii ulnaris】 Nerve arising from the medial cord, piercing the fascia at about the middle of the arm, and accompanying the basilic vein. It supplies the skin of the medial side of the distal part of the arm and forearm.
→(第8頚神経および第1胸神経由来の腕神経叢の内側神経束から起こり掌側枝(前枝)および尺側枝(後枝)に分かれて、前腕内側の皮膚に分布する知覚神経である。)
- 574_16【Axillary nerve腋窩神経 Nervus axillaris】 Nerve arising from the posterior cord (C5, C6). Accompanied by the posterior circumflex humeral artery, it passes through the lateral (quadrangular) space to the teres minor and deltoid.
→(小円筋への枝は外側腋窩隙を通過した直後に腋窩神経から分かれ、上腕三頭筋長頭の起始腱の後面にある小円筋にいたる。[臨床]腋窩神経と後上腕回旋動静脈は、上腕骨頭と外科頚に近い関係にあるために、上腕骨近位端の骨折、肩関節の脱臼、および整復を試みる場合に、特に危険である。腋窩神経の外傷の疑いは三角筋部の皮膚知覚(上外側上腕皮神経)を調べれば容易に確定することができる。)
- 574_17【Subscapular artery肩甲下動脈 Arteria subscapularis】 Artery originating at the lateral border of the subscapularis that supplies the subscapularis, latissimus dorsi, and teres major.
→(肩甲下動脈は腋窩動脈の最大の枝。肩甲下筋の下縁の高さでおこり直ちに二分する(①胸背動脈、②肩甲回旋動脈)。)
- 574_18【Latissimus dorsi muscle広背筋 Musculus latissimus dorsi】 o: Spinous processes of T7-T12, thoracolumbar fascia, iliac crest, tenth through twelfth ribs, i: Crest of lesser tubercle of humerus. Retraction, medial rotation, adduction of the arm. I: Thoracodorsal nerve.
→(広背筋は背面に広く広がってる。これは下位6胸椎の棘突起とそれにともなう分節の棘上靱帯から、全腰椎の棘突起と仙骨から胸腰筋膜を介して、腸骨稜から、および第(9)10~12肋骨から起こり、しばしば肩甲骨下角からも起こる。筋線維は斜め上方にすすみ上腕骨における停止に向かって集まり、大円筋の周りで曲がって小結節稜に着く(下縁では大円筋の終止腱と一緒に成長するが、他の部分では滑液包で分けられている。)。一番頭側から起こる線維は骨稜の遠位部につき、肋骨から起こる線維束はもっとも近位に着く。上腕骨に近い筋の部分は、それゆえ、捻れている。この回転は上腕の挙上によって相殺される。これは上腕を挙上した場合、個々の筋の部分が極端に不均等に引っ張られるのを防ぐ。なぜなら挙上された上腕骨においては稜の遠位部がもっとも頭側に位置するからである。広背筋の前縁と大胸筋の外側縁との間には、結合組織の線維(線維性腋窩弓fibrous axillary arch)が弓状に走って両筋を結んでいるが、数%の頻度でここに筋線維束(筋性腋窩弓muscular axillary arch)がみられる。筋性腋窩弓の存在は、生体でも皮膚の上から認めることが出来る。この以上筋束を最初に記載したのはRamsay(1795)であるが、Langer(1846)の広汎な研究以来、ランゲル筋Langer's muscleと呼ばれるようになった。)
- 574_19【Circumflex scapular artery; Scapular circumflex artery肩甲回旋動脈 Arteria circumflexa scapulae】 Artery passing posteriorly through the medial (triangular) space to the infraspinous fossa. It anastomoses with the suprascapular artery.
→(肩甲回旋動脈は本幹より分岐後、ただちに肩甲骨の外側縁をまわって背側へ向かい、内側腋窩裂(上腕三頭筋長頭の内側でこれと小円筋、大円筋によってつくられる三角形の間隙)に出て、かつ肩甲上動脈の末端と結合して、肩甲下筋に枝を与え、さらに棘下筋、小円筋、大円筋、上腕三頭筋長頭などへ分布する。)
- 574_20【Axillary artery腋窩動脈 Arteria axillaris】 Continuation of the subclavian artery that reaches the inferior border of the pectoralis major.
→(腋窩動脈は鎖骨下動脈よりつづく上肢の動脈の本幹で、第1肋骨外側縁の高さで鎖骨下動脈よりつづいてはじまり、大胸筋の停止腱、あるいは大円筋の停止腱の高さで上腕動脈に移行する。これに通常3部を区分し、第1部は、小胸筋の上縁より上方にある部分で、前面は大胸筋鎖骨部に被われ、後方と外側は腕神経叢に接する。第2部は、小胸筋の後面にあたる部分で、この部で腋窩動脈は腕神経叢に貫くため、その後面、内側面、外側面をそれぞれ腕神経叢の後神経束、内側神経束および外側神経束に達している。第3部は、小胸筋の下縁より下方にある部分で、前面は正中神経に、外側は筋皮神経と烏口腕筋に、内側は尺骨神経を介して腋窩静脈に、そして後面は橈骨神経と腋窩神経を介して肩甲下筋と広背筋の停止腱に接する。枝としては、①肩甲下肢、②最上胸動脈、③胸肩峰動脈、④外側胸動脈、⑤肩甲下動脈、⑥前上腕回旋動脈、⑦後上腕回旋動脈)
- 574_21【Third rib [III]第3肋骨 Costa III; [III]】
→()
- 574_22【Superior thoracic artery最上胸動脈;上胸動脈 Arteria thoracica superior; Arteria thoracica suprema】 Variable branch passing to the subclavius, first and second intercostal muscles, and serratus anterior.
→(最上胸動脈は小胸筋の上縁に沿って内包へ走って付近の胸壁へ分布する。)
- 574_23【Pectoralis minor muscle小胸筋 Musculus pectoralis minor】 Lies deep to the pectoralis major. o:Third to fifth ribs, i: Coracoid process. Rotates the scapula, draws the scapula downward and ribs upward. Accessory respiratory muscle. I: see 3.
→(小胸筋は前胸壁にあり大胸筋で完全に被われており、骨性の第(2)3~5肋骨の腹側端からおこり、肩甲骨の烏口突起に停止している。この筋は大胸筋になるものと同じ原基から発生する。正常では、この筋は上肢帯を胸壁と繋ぐにすぎないが、ときに大結節稜に停止する筋の破格が上肢筋の起始に向かっていることがある。作用は肩甲骨を引き下げる、または肋骨を挙上する呼吸補助筋。神経支配は内側胸筋神経。)
- 574_24【Pectoral branches of thoracoacromial artery胸筋枝(胸肩峰動脈の) Rami pectorales (Arteria thoracoacromialis)】 Branches passing inferiorly to supply the serratus anterior and pectoralis muscles.
→(胸肩峰動脈の胸筋枝は、大小両胸筋の間を下行して、前鋸筋と胸筋へ分布する。)
- 574_25【Lateral thoracic artery外側胸動脈 Arteria thoracica lateralis】 Vessel descending along the lateral border of the pectoralis minor, supplying the serratus anterior and pectoralis muscles.
→(外側胸動脈は小胸筋の下縁に沿って胸壁外側面を下行し、胸筋、前鋸筋、肩甲下筋へ。多くは肩甲下動脈の枝と吻合し、また非常にしばしばこの動脈から分岐する。女性では外側乳腺枝を分枝し、これは大胸筋の下縁をまわって乳腺へ分布する。)
- 574_26【Thoracodorsal artery胸背動脈 Arteria thoracodorsalis】 Branch to the latissimus dorsi and teres major.
→(胸背動脈はは肩甲下動脈の直接のつづきで、広背筋の前縁に沿って胸背神経とともに下行し、広背筋、肩甲下筋、前鋸筋へ。しばしば外側胸動脈の欠ないし弱小化を補う。)